当施設には
【将棋・麻雀・刺し子】といったクラブがありますが、
新たに「羊毛フェルトクラブ」が発足しました。
羊毛フェルトとは、
ニードルという特殊な引っ掛かりがある針で羊毛をつつく事で、
繊維を絡めながら思い通りの形に成形していくという手芸の一種です。
最初、スタッフが作った見本となる作品を見せながら
「こんなマスコットを一緒に作りませんか?」
とお誘いすると、
「わぁ!かわいい!でもこんなの作れないわ」
「やってみたいけど私には無理だし、やらない」
と、最初は躊躇されていた利用者様。
「途中でやめてもいいので、一度やってみましょう」の声に、
「やってみる!」と快諾して頂きました。
最初の作品は、「🐤ひよこ🐥」
まず最初の工程は、
わたをニードルで刺して真ん丸いボール状の
ひよこの顔のベース作るところからスタートです。
針で指を刺さないように、みなさん真剣です。
「これでいいの?」
「もっと刺すの?」
「こんなわたが丸くなるなんて不思議ね~」
と不安と共に驚かれる利用者様。
スタッフ2人で見守りを行い、
また、片麻痺がある方のサポートをしながら作品を完成させていきます。
作業は当初 1時間30分の予定が、
作品を作り始めると「ひよこが出来てきた」「もう少しやりたい!」
との要望で2時間に延長して行っていました。
みなさん、とても上手で、予定していた時間より早く作品完成。
自分の作品を手に取り、とても嬉しそうで、
お部屋に大事に置いてらっしゃる方や
車椅子につけてくださっている方もいます。
「家族に見せたら、すごいねって驚いてた」
と嬉しそうにお話してくださいました。
「次は何作るの?」と、
今ではクラブの日を楽しみにしてくださっています。
これからも利用者様と一緒に
羊毛フェルトでぬくもりのあるあたたかい、
羊毛フェルトでぬくもりのあるあたたかい、
癒されるマスコットを作っていきたいと思います。